右肩痛で開幕から不在のオリックス比嘉幹貴投手(32)が明日17日から1軍に合流することが決まった。高山投手コーチは「状態を見て、本人とも話したい」と説明。準備OKと判断すれば19日西武戦で再開するリーグ戦から昇格させる。

 昨季はセットアッパーとして自己最多の62試合に登板し7勝1敗、防御率0・79。リーグタイの34試合連続無失点などV争いを支えた。その影響もあってか、今季はキャンプ序盤に右肩痛を発症して出遅れた。5月末に練習試合でようやく復帰。連投テストも含めた今月の登板6試合(0勝1敗、防御率7・50)を経て、今回の招集となった。

 故障者の続出で最下位にあえぐ。投手陣は金子を筆頭に岸田、平野佳、佐藤達が復帰。比嘉の復帰で最後のワンピースがそろう。打線も故障明けの中島や小谷野の活躍で、交流戦4連勝締め。いよいよ反攻態勢が整う。【松井清員】