阪神一二三慎太外野手(22)が、決勝の1号グランドスラムを放った。

 北條の適時二塁打と小豆畑の適時内野安打で2-2の同点に追いついた8回、なお2死満塁の場面。中日2番手岸本の144キロ真っすぐをとらえ、弾丸ライナーで左翼防球ネットまで飛ばした。「満塁ホームランは生まれて初めてです。とにかく振ろうと積極的にいきました。ライナーだったし、絶対に行ったと思いました。超気持ちいいっスね」。東海大相模の準V右腕として10年ドラフト2位で入団し、野手転向4年目。見守った掛布雅之DC(60)は、「あの場面であのスイングができるんだからね。浜中コーチと取り組んでいることが最高の形で出た」とブレークを期待した。