2月の沖縄・宜野座キャンプで左肩亜脱臼し、再起を期す阪神陽川尚将内野手(23)が復活本塁打を放った。

 7番三塁で出場。4回に左前打を放つと6回、左腕斎藤の133キロ変化球を左翼へ運ぶソロだ。「甘かったんで思い切りいきました。感触的には打った瞬間です。これが公式戦ならよかったんですが」。今月16日の実戦復帰から10日での1発に会心の笑顔だ。昨秋の高知・安芸キャンプでは長打力をアピールしてMVPに選ばれた。長いリハビリを経てこの日を迎え、「徐々にタイミングが取れてきました。1本出て少し楽になりました」と量産を狙っていく。