阪神OBの下柳剛氏(47=野球解説者)と矢野燿大氏(46=同)が28日、ファーストピッチセレモニーに参加した。

 現役当時の背番号を背負った2人がグラウンドに登場すると、甲子園から拍手が起こった。下柳氏が投じた球は矢野氏が構えたミットをピクリとも動かさずに収まった。

 ストライク投球に下柳氏は「照れくさかった。もうちょっと速い球を投げたかったな。次は最低130キロは出したい」。矢野氏は「そうやって言って(呼んで)もらえるのはうれしい。なかなかこういう機会はない。ユニホーム着て、甲子園で。昔を思い出して喜んでもらった人もいると思うから良かった」と笑顔で振り返った。