ロッテ田村龍弘捕手(21)がプロ初のグランドスラムをかけた。

 8回に1点を返してなお1死満塁。フルカウントから増田の6球目、真ん中外寄りの146キロ直球を左中間へたたき込んだ。

 「(伊東)監督から打てなくていいから思い切っていけと言われた。頭をサラにして強いスイングを心掛けた」と会心の一打を振り返った。7月4日に左足首を痛めてから、10試合無安打が続くなど苦しんでいただけに喜びはひとしおだ。「2点差では何が起きるか分からないのでよかった」。チームの今季初5連勝を決定付ける価値ある一発となった。