オリックスは、ソフトバンク、巨人などで投手として活躍し、11年にパ・リーグ最多勝(19勝)を獲得したデニス・ホールトン氏(36)を駐米スカウトで採用することを28日、発表した。来年1月1日付の就任になる。球団の駐米担当には11年7月に就任したグレッグ・ラロッカスカウト(43)がいるが、今後はラロッカスカウトは東海岸、ホールトン氏は西海岸を拠点に主に投手陣の補強を担当する。

 オリックスは同1月1日の球団内の機構改革で国際部を廃止し、トレードや外国人選手獲得などの編成業務を調査・渉外グループが統括。ホールトン氏は同グループの所属になる。この日、大阪市内で取材に応じた瀬戸山球団本部長は「機構改革は、業務の効率化を図るため。ラロッカはボストン在住なので、西海岸を中心に活動できる人材を探していました」と語った。

 ◆デニス・ホールトン 1979年8月12日、米国カリフォルニア州生まれ。パシフィック大から01年ドラフト11巡目でアストロズ入り。その後ドジャース移籍。日本では08~11年ソフトバンク、12~13年巨人に在籍。日本通算138試合、63勝39敗6セーブ、防御率3・20。右投げ右打ち。