ラッキーワンだ。ロッテ清田育宏外野手(29)が5日、QVCマリンで新年の自主トレを公開。強化メニューやマシン打撃を行った後、正月の幸運エピソードを披露した。「2日に浅草寺のおみくじで」。100あるくじ番から引き当てたのは、自身の背番号と同じ「1」。大吉だった。「全部、良いことしか書いてなかった。財布に大切に保管してます」と喜んだ。

 単なる大吉ではない。東京・台東区にある浅草寺のおみくじは、実は凶が多いことで知られている。「古来、おみくじが日本に伝わった時の割合をそのままにしています」と同寺。100のうち凶が30本を占め、大吉は17本しかないという。清田は去年の初詣も浅草寺で引き、大吉だった。2年連続大吉の確率は、わずか2・89%だ。「自分の中でも特別な数字」という1番くじで、新年早々、運を引き寄せた。

 野球でも1番を目指す。「チームで一番、打点を挙げたい。100打点は」と、昨季67打点からの大幅アップを目標に掲げた。6年目で打撃が開花。ベストナインに、ゴールデングラブ賞も獲得した。30歳で迎える今季、主軸として引っ張っていく。【古川真弥】