阪神は今季初めて5点差をひっくり返す大逆転勝利で5月白星発進。金本監督の試合後のコメントは以下の通り。

 (テレビ会見)

 -5点差を大逆転した

 金本監督 能見は悪くなかったけど、6失点ですか。うまく当てられて失った部分もあったし…。でもよくひっくり返しましたね。

 -7回10人攻撃で5点

 金本監督 若い選手がつくったチャンスを、鳥谷とゴメスの主力で返す。押し出し(四球)に助けられた部分もあったけど、若い選手と経験のある主力で取った5点だったと思います。

 -1番に板山を抜てき

 金本監督 ぶっちゃけ、スタメンの試合は菅野とか井納とか、いい投手だったのでね。ヒットは出てなかったけど、もう1回チャンスをやろうと。少しでも打席が回るように1番に起用したら、うまく一打で(得点を)取ってくれました。

 -原口も2安打で貢献

 金本監督 育成から来て、巨人戦から十分な戦力になって救ってもらってますね。今は打撃が目立っているけど、昨日も盗塁を2つ刺してくれた。違和感なくリードしてキャッチングしてくれて助かっています。

 -8回の決勝打は大和

 金本監督 さっき若手とベテランと言ったけど、中堅の大和がね。大和はああいうところで決められる、勝負根性を持った選手だから、期待はしていました。

 -ドリスが来日初勝利

 金本監督 安心して見ていますよ。落ちるボールと速い球はすごい武器。コントロールさえ間違わなければ大崩れすることもない。

 -負ければ借金だった

 金本監督 大きな1勝でしたね。まだ順位は関係ないけど、借金というと気分が悪いのでよかったです。

 (囲み取材)

 -借金寸前で再び貯金

 金本監督 やっている選手は意識はないんだろうけどね。俺は意識しているけど(苦笑い)。開幕で負けた時点で借金1だけどね。

 -原口の奮闘が目立つ

 金本監督 秋のキャンプから地道に本当によく練習しているし、取り組む姿勢が良い。トレーニングして体を鍛えて、バットも振って、捕手の仕事もして、メモも取って、試合前のミーティングもしっかりやって。応援したくなる選手ですね。ひたむきさが。今までのタイガースにない選手が出てきて活躍してくれているのは喜ばしい限りです。

 -初1番で起用した板山はラストチャンスだった

 金本監督 スタメンはね。ただ9(打席)の0だったけど、内容が良かったんで。巨人戦でも沢村から惜しい当たりとか。じゃあ僕も思い切って1番でいったれとね。

 -高山の刺激にもなる

 金本監督 本当にウカウカしてられないね。いつもいうようにそこは競争だから。良いものを使う。力が同じなら若い選手を使う。

 -狩野が左翼の守備に

 金本監督 中村豊に聞いても外野がいけるということなので。(9回までに)もう1打席回ってくるし、計算してね。甲子園は風が強いし、しばらく守ってないから怖いけど(笑い)。

 -2番大和がいい仕事

 金本監督 彼はそう率は残さないけど、試合を決める勝負強さを持っている。土壇場で集中力を持っている選手なんでね。ここ一番でどう力を発揮するかが、バッターの価値だからね。

 -離脱中の西岡も刺激

 金本監督 剛は剛で勝負根性を持ってるんでね。でも剛も焦っているかもね。