中日は9日、谷繁元信監督(45)に休養を要請したことを発表した。事実上の解任。同日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)から森繁和ヘッドコーチ(61)が監督代行で指揮を執る。

 谷繁監督は高木守道氏のあとを受け、14年から選手兼任監督として就任。昨年限りで選手は引退し、3年目の今季から専任になった。4月は首位に立つなど好調だったが交流戦から成績が落ち始め、現在は球団48年ぶりの8カード連続の負け越し中。借金15の最下位に沈んでいる。

 また、谷繁監督の参謀としてベンチ入りしていた佐伯貴弘守備コーチ(46)も休養させる。2軍から辻コーチ、早川コーチを昇格させる。

 佐々木球団社長と並んでナゴヤドーム内で会見した谷繁監督は「結果がすべてと思っている。こういう結果になったのは監督である自分の責任だと、返事させてもらった。現役からずっとやってきて、兼任になっても同じ気持ちで、未来のドラゴンズが強くなるためにどうしたらいいかを全身全霊考えてやってきた。こういう形で去るのは寂しい。悔しい。でもそれが勝負の世界。仕方ない」と厳しい表情で語った。