来年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向けた、オランダとの強化試合で、大谷翔平選手(22)が代表1号を放った。4点を追う5回無死から、メジャー通算52勝のジャージェンスから、右中間スタンド深くへソロを放った。延長10回のタイブレークでは進塁打を放ち、9-8のサヨナラ勝ちにも貢献した。

 野手として連日活躍する大谷の起用法は、小久保監督にとってうれしい悩みとなる。当初の構想は投手中心も、打順に関係なく長打力、走力ともに発揮することを証明。攻撃の幅を広げる核として欠かせない。「日程が決まった。強化試合が終わってから、彼の体調面を考慮して、しっかり考えていく」と話した。