日本ハムの優勝パレードが20日、札幌市内で行われた。

 大谷が人生初の優勝パレードを楽しんだ。「すごい数の人に来てもらって、面白かったです」。沿道から声をかけられれば、できる限り手を振るなどして対応した。「(優勝パレードはファンに)ありがとうございました、というものだと思う」。熱い応援で日本一奪取を後押ししてくれたファンへの感謝の思いを、乗車したバスから体現した約30分間だった。

 すでに気持ちは来季へ切り替えている。「シーズンも終わって時間もたっているので」と、歓喜の余韻はない。栗山監督が来季の開幕投手は白紙と宣言したが「(こだわりは)全然ない。言われたところで頑張りたい」と、自分のやるべきことだけを考えるつもり。来春の第4回WBCに出場濃厚で「まずは、そこに向けてしっかり調整したい」。リーグ開幕前の日の丸を背負う大舞台を見据えて、抜かりなく調整していく。