オリックス松葉貴大投手(26)が、大体大の先輩である日本ハム村田透投手(31=前インディアンス3A)との投げ合いを熱望した。25日、大阪・熊取町にある母校大体大で、同大学OB会主催の野球教室に参加。村田らとともに講師役を務めた。「同じ大学の先輩後輩として、投げ合える機会があればうれしい。やってみたい気持ちはある」と目を輝かせた。

 村田は7年ぶりの日本球界復帰で注目される。松葉は「自分が大学生の時にオフシーズンに練習に来られていたが、その時はお話しする機会がなかった」という。1年前の母校の野球教室で初めてじっくり話す機会があり、来年は同じパ・リーグで対戦する。不思議な縁を感じたようだ。

 今月中旬には都内で、こちらも大体大出身のカブス上原と自主トレ。「いろんなことを勉強させてもらった」と今後に生かすつもり。来季目標の1つとして、達成したことがない規定投球回の到達を掲げた。「5年目になるし、そこが最低ライン。しっかり開幕ローテに入って、1年間通して最後まで投げきりたい」。先発の柱となり、チームを浮上させる。【大池和幸】