阪神は25日、24日の巨人戦で頭部死球を受けて途中交代していた阪神鳥谷敬内野手(35)について、尼崎市内の病院で診察を受け、鼻骨骨折と診断されたと発表した。

 前日24日とこの日に通院し、検査を受けていた。出場選手登録を抹消せず、甲子園の室内練習場で行われた試合前練習も鼻と頬骨をガードした黒いフェースガードを着けて参加。ノックでゴロ捕球したあとは、フリー打撃にも加わって、感触を確かめながらバットを振った。普段と異なる姿だけに、視界などをチェック。違和感があるか問われると、鳥谷は「見てる方が違和感あるでしょう」と照れ笑いを浮かべた。

 巨人高橋監督から謝罪された金本監督は練習後「思ったよりはいいですよ、全然」と話したが、スタメンか問われると「分かりません」とけむに巻いた。片岡打撃コーチは「見にくいということはないみたい」と説明。鳥谷はプロ野球歴代2位の1794試合連続出場まで伸ばしている。