<中日2-3楽天>◇27日◇ナゴヤドーム

 楽天有銘兼久投手(30)が魂の救援で、チームを勝利に導いた。1点リードの8回、無死満塁で登場した。李、藤井を連続三振に仕留めると、代打で立浪が出てきた。難敵・立浪を相手にも一歩も譲らずフルカウントから最後は投手ゴロに倒した。先発田中将大投手(20)が7回でマウンドを譲っており、有銘の好投で、田中は開幕から7戦7勝をマークした。薄氷の勝利をつかんだ野村監督は「殺されるわ。2軍戦ばかりやらされて。(有銘)あそこだな。ノーアウト満塁を切り抜けたから」と有銘の14球を絶賛。さらに「一時は負けを覚悟したが。あそこを切り抜けただけに、負けられない。立浪の時に、投手コーチじゃなくて、山田バッテリーコーチが伝令?

 あれで立浪も迷うよ。それだけで効果がある。ふ~。疲労困憊(こんぱい)だよ」と、ヨレヨレになりながらも話しだ。

 [2009年5月27日23時0分]ソーシャルブックマーク