<横浜3-2阪神>◇8日◇ハードオフ新潟

 阪神の新人左腕、榎田大樹投手(24)が同点の8回に三者凡退と好投した。140キロ台後半の直球を連発し、150キロに届く速球もあった。自身は「スピードガンが速い設定だったんでしょ」と謙遜(けんそん)気味だが、球威があり、制球も安定していた。

 不安定な中継ぎ陣の中で一筋の光明だ。当初は劣勢の場面での登板が多かったが、好投を続けて首脳陣の信頼を勝ち得た。5試合連続無失点とした榎田は「腕はしっかり振れている。抑えると自信になる」と堂々と話した。