2日連続の雨天中止となり、阪神は甲子園球場隣接の室内練習場で調整した。

 チームは3連敗中と精彩を欠く中、存在感を増しているのが新人左腕の榎田大樹投手(24)だ。ここまで中継ぎとして5試合連続で無失点。重要な場面も任されるようになってきた。

 この日はスタンリッジと球種の情報交換。カーブの握りを教わったが、スタンリッジからは「いいスライダーを持っているんだから、カーブは必要ない」と助言された。防御率0・90の榎田は「低いに越したことはない。調子はいいので、できるだけ維持したい」と意欲的に話した。