<横浜2-7広島>◇3日◇横浜

 広島の先発ブライアン・バリントン投手(30)が粘りの投球で6回2失点にまとめ、区切りの今季10勝目を挙げた。中4日の登板は本来の球威ではなく、横浜打線に今季ワーストの10安打を浴びた。それでも要所を締めた。4回2死満塁では村田を外角低めスライダーで遊ゴロに料理。逆転した直後の6回も2死二塁で、またも村田を同じくスライダーで空振り三振に片づけた。巨人内海に並ぶリーグ最多の勝ち数。「チームに勝ちをつけることが仕事さ。でも(最多勝争いも)個人的なモチベーションになる」。広島の外国人から最多勝投手が出れば球団史上初。今後はチームの上位浮上と偉業の2つを追い求める。