ヤクルト館山昌平投手(32)が7日、神宮球場で会見し、12日に右ひじ靱帯(じんたい)の再建手術を受けることを明かした。

 04年に受けた靱帯再建手術で再建した靱帯が再断裂していた。全治には1年を要する見込みという。5日のDeNA1回戦に先発し、右ひじに違和感を覚え途中降板。6日に群馬県内の病院で検査を受け、手術の必要を確認。7日、球団社長とも相談し、正式に手術を受けることを確認した。

 館山は「手術で再建した靱帯は、プロの世界では5年持てばいいとも言われてきた。ここまでよく持ったなと。成本さんやイムさんの靱帯再断裂を見てきた。そろそろ僕の番かなと、去年くらいから、いつか来ると思っていた。マウンドに上がった以上、切れるかもと思っても、ふっ切れて全力で投げてきた。投球とはストレスがありますから、いつか切れるという覚悟はありました。何とか優勝の力になるため、監督の駒として働きたいと思っていました。残念ながら、試合中に切れたので悔いはないです。監督には『しっかり治してこい』と言われました。復帰できる環境がスワローズにはそろっている。リハビリにしっかり取り組めば、ここまで復帰できる。不安はない」と話した。