<オリックス0-3日本ハム>◇25日◇京セラドーム大阪

 オリックスが今季10度目の0封負けを喫し、借金は今季ワーストタイの9となった。

 森脇浩司監督(53)は「悔しさは尋常じゃない。我々の指導力不足。指導の精度を高めていけば、うちの選手ももっともっと戦えるはずだ」と自らを責めた。

 日本ハム先発の吉川に対し、1番にロッティーノ、5番に高橋信、7番に中村、8番に山本と右打者をずらりと並べたが、そろって無安打に終わった。代打で送り込んだ平野恵、フェルナンデスが安打を放つなど、もどかしい展開。「ピッチャー、バッターのその日の調子とかもあるんだろうけどね」と肩を落とした。

 5位まで4ゲーム差が広がったが、指揮官は前を向いた。「こういう時期にくると、いいもの、悪いものが出る。不思議なものでゲームが少なくなっていくのに、瞬く間にゲーム差がひっくり返ったりする。ペナントレースにおいて、いいものを出していけば5ゲームはなくなったりするのがこの8月9月。見つけた課題をどう改善していくか」。約2週間ぶりのホーム3連戦だったが、声援に応えることはできず、悔しそうに振り返った。