<羽ばたけ

 楽天ルーキーズ:ドラフト8位

 相沢晋投手=26、日本製紙石巻>

 最年長ながら持久力は新人選手でNO・1。ドラフト8位の相沢晋投手(26=日本製紙石巻)は新人合同自主トレ恒例のシャトルランで129本を走り抜き、ぶっちぎりの1位となった。「走るのは得意なんで」と13日に行われた合同自主トレ2日目も、ポール間走で独走。1位指名の松井裕樹投手(18=桐光学園)も「相沢さんだけにはかないません」と舌を巻く。

 新潟市出身の右腕は和納小学校時代にマラソン大会で6年連続1位を獲得。幼い頃から足と体力には自信があった。「26歳ですが、高校生より元気よくいきたい」と他の新人選手が悲鳴を上げる厳しいメニューでも先頭を走る。趣味は「スノボですかね」と笑う雪国育ちの元気印だ。

 社会人時代には投手コーチを兼任した。「兼任の理由は責任感を持つこと、後は長くチームに残って欲しいと言われていた」とチームの大黒柱として“監督手形”に近い最大の評価を受けていた。それでも保証された将来を捨て、厳しいプロの世界へと飛び込んだ。

 9日の入寮時には「新人の先頭に立ってアピールしないと」と強い覚悟で意気込む。26歳。遅咲きの右腕が、コボスタのマウンドで満開となる。【島根純】

 ◆相沢晋(あいざわ・すすむ)1987年(昭62)6月3日、新潟県岩室村(現新潟市)生まれ。巻高での最高成績は2年夏の県準優勝。石巻専修大では4年春に8勝でチームの全勝利を挙げ、全日本大学選手権に出場。日本製紙石巻に進み、エースとして13年の都市対抗出場に貢献した。契約金2500万円プラス出来高払い1500万円、年俸720万円(金額は推定)。最速146キロで背番号は62。右投げ左打ち。172センチ、70キロ。血液型A。