阪神は9日、海外フリーエージェント(FA)宣言した鳥谷敬内野手(33)の残留が決まったと発表した。8日夜に本人から高野栄一球団本部長に連絡が入った。鳥谷は球団を通じて「リーグ優勝、日本一を勝ち取り、喜びを共に分かち合えるよう全力でプレーしたい」などとコメントした。
阪神はオフの補強にことごとく失敗し、2005年以来のリーグ制覇へ、鳥谷残留が最後の望みだった。和田豊監督は「チームにとってもいい結論を出してくれた」と安堵(あんど)し、南信男球団社長も「信じて交渉を続けてきたが、正式に決まってほっとしている」と率直な思いをコメントした。
キャンプインが近づく中、球団創設80周年を迎える阪神にとっては願ってもない朗報だ。懸念された攻守での戦力の大幅ダウンは回避され、10年ぶりのリーグ制覇、30年ぶりの日本一を狙う陣容がようやく固まった。
流出した場合に備えて、獲得に乗り出した中島はオリックスに入った。中堅手でゴールデングラブ賞の大和の内野手再転向や、それに伴う西岡の外野転向など、さまざまなプランも浮上していた。チーム編成で試行錯誤せざるを得なかった状況だけに、残留の恩恵は計り知れない。




