オリックス清原和博内野手(41)が18日、今季限りの引退をあらためて表明した。41回目の誕生日を古巣・西武の本拠地西武ドームで迎え、試合後に「自分にとって最後のシーズンの誕生日を西武球場で迎えることができてよかった」と球団を通じてコメントした。

 41歳の誕生日を、清原は一生忘れない。古巣球場の西武ドームに立ち、7回表1死二塁の場面で代打出場。追い込まれながらも粘り、四球を選んだ。代走を送られ、三塁側ベンチに戻る姿に大歓声が響き渡った。ヘルメットを右手で掲げ、感謝した。

 敵地でありながら3回のイニング間には、電光掲示板に西武時代の映像が流された。「HAPPY

 BIRTHDAY

 KIYOHARA」の文字も躍った。試合後は球団広報を通じ「自分にとって最後のシーズンの誕生日を西武球場で迎えることができて本当に感謝しています。西武球団にも昔の映像を流していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。夏の甲子園の決勝も8月18日でした。一生忘れることのない1日になりました」とコメント。改めて今季限りでの引退を決意している胸の内を、すべてに感謝しながら表現した。

 だが戦いはまだ終わらない。大石監督も得点圏に走者を置いた場面での起用に「清原に何とかしてもらえないかなと思った」と勝負強さにかけていた。清原の現役最終章が、チームのクライマック・シリーズ進出への原動力になる。