<ソフトバンク3-2西武>◇3日◇福岡ヤフードーム

 「SBM」は大丈夫!?

 ソフトバンク摂津正投手(27)が9回に勝ち越しの1点を失った。先頭塩川に中前打を許すと、続く高須にはカーブがすっぽ抜けて左側頭部への死球。2死一、三塁から牧田に真ん中へ入った直球を中前へ打ち返され、痛恨の失点。「ふがいない投球をしてしまった」と唇をかんだ。

 「必殺」の外角低め直球が決まらない。「真っすぐをコーナーの低めに投げないと」。リリースポイントが一定せず、持ち前の制球力が影を潜めている。次回登板予定の7日巨人戦までに修正をはかる。

 守護神馬原孝浩投手(28)もペースが上がってこない。2月27日広島戦で1回1失点に終わり、さらには1日に右手人さし指のマメをつぶした影響で今週末まで登板を控える予定だ。本人は「もうだいぶ良くなりました」と説明。大事にはいたっていないが、思わぬ誤算が続いている。残るファルケンボーグも右ひじの故障明け。必勝リレー「SBM」の1日も早い復調が待たれる。

 [2010年3月5日11時1分

 紙面から]ソーシャルブックマーク