リトルリーグのMLBカップ2026のマイナー部門(小学3年生~5年生)のファイナルラウンド準決勝・決勝が2日、宮城・セイホクパーク石巻で行われた。元メジャーリーガーの斎藤隆氏(56=東北-東北福祉大)、マック鈴木氏(51)がゲストで来場し、野球教室で参加選手らに指導をおこなった。今年で10周年(大会は8回目)を迎え、全国94チームによって熱戦を繰り広げた。東北出場チームでは、宮城リーグ・仙台東が3位と健闘した。

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野球界の未来を担う子どもたちの目が輝いた。斎藤氏と鈴木氏は、白球を懸命に追った選手らに直接指導、体験談を話すなど、特別な時間を贈った。捕球体勢など基本動作を約1時間。斎藤氏「子どもたちは野球選手は何か特別なことをしていると思っているかもしれないですけど、むしろ君たちよりも基礎的なことを大事にしていることを伝えたい」と、熱心に手ほどきした。

16年から10周年を迎えた同大会。震災復興も兼ね開催地に石巻が選ばれたが、高校球児の聖地が甲子園であるように、いつしかリトルリーガーの中では「目指せ石巻」と言われるほど憧れの地になっていた。仙台市出身、楽天でもプレー経験のある斎藤氏にとっても縁ある地。「MLBがただ野球を発展させていただけではないことがここに詰まっている。改めて石巻で開催していただいたことに感謝したい」とかみしめた。

子どもたちとのひとときを過ごした鈴木氏は、自身がベネズエラ滞在中に出会った裸足の少年を懐古。拾ったツナ缶を食べながらメジャーリーガーの夢を語っていたといい「比べるとこじゃないと思うんですけど。キャッチボール一つにしても、野球が出来る喜び、幸せを感じてもらいたい」と、当たり前の環境に感謝する大切さを伝えた。

来年からは硬式野球5団体が参加し規模が拡大。現行のリトルリーグのみでの開催は、今年が最後となる。開催当初、いつか甲子園球児が、プロ野球選手にとの願いが現実にもなった。アスレチック傘下の森井翔太郎投手兼内野手(19)のように海を渡った選手もいた。斎藤氏は「さまざまな意義があったと思います。決してこれが最後ではなく野球はこれからも続いていく。皆さんで野球を支えていってほしい。私もその一人として頑張っていこうと、最後の大会を見て決意しました」と誓った。【高橋香奈】