<中日5-9日本ハム>◇27日◇金沢

 待ったかいがありました!

 日本ハムが5日ぶりの試合を白星で飾った。27日の中日戦(金沢)で打線が爆発し、3試合連続で雨天中止のモヤモヤを吹き飛ばした。5回までに9安打で5点の猛攻で相手エースの吉見をKOした。その後も攻撃の手を緩めず、小刻みに加点。最終的に今季最多となる16安打で9点を奪った。ルーキー増井浩俊投手(25)も6回を6安打1失点の好投で3勝目を挙げた。

 加賀百万石の城下町・金沢の空に、日本ハムの反攻ののろしが高々と立ち上った。今季最多の16安打で9得点。最大「14」まで膨らんだ借金が「6」まで減った。“軍勢”を率いる梨田昌孝監督(56)は「少しずつだけど、効果的に点が取れた。いいプレーがあった」と選手たちをたたえた。

 たまっていたうっぷんを、すべてバットに込めてはき出した。3試合連続で雨に泣かされ、実に5日ぶりの“合戦”。だが、不安視されたコンディションはそのままに、勢いはさらに増していた。1回に2つの押し出し四球で2点をプレゼントされると、4回には森本が8試合連続安打となる右前適時打で追加点。さらに、5回には高橋が左中間スタンドへ3号ソロをたたき込み、こちらも12試合連続安打と記録を伸ばした。「初球から何でも振っていくつもりでした。自分のスタイルでやらないと」と手応え十分。プロ初打席の佐藤、途中出場の今成、陽ら若手にも次々と安打が飛び出し、ベンチに勝ちどきがこだました。

 26日の試合が中止となったこともあり、相手先発予想は右腕の吉見、左腕のチェンに割れた。石本チーフスコアラーは「吉見だとは思っていたけど、どちらにも対応できる準備をしました」。試合前のミーティングでは両投手のデータが用意され、2倍の“予習”を行ったが、その効果がグラウンドでしっかりと表れた。

 交流戦は7勝2敗で首位をキープ。3試合連続の水入りにも動じず、雨降って地固まった日本ハム。梨田監督は「4日間試合がなくてイライラしたりストレスもあったけど、そんな中で勝ててよかった」。この勢いは、ホンモノだ。【本間翼】

 [2010年5月28日11時19分

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