<ソフトバンク6-5中日>◇30日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク大隣憲司投手(25)が泥沼から抜け出せない。9安打5失点で今季最短の4回KOを喫した。「ここまで打たれると悔しい」。口をとがらせ、やるせない気持ちを吐き出した。打線の援護に助けられて黒星は免れたが、5連敗に終止符を打つことはできなかった。

 1回からつまずいた。先頭の荒木から4連打を浴びていきなり3点を失った。いずれも追い込む前にカウントを取りにいった球を痛打された。「(前回の反省から)テンポを上げて投げようとしたけど、慎重にいかないといけなかった」。3-3と同点の4回にも同じ失敗を繰り返した。先頭の井端から3連打を許し、2点を追加された。

 もう安穏とはしていられない。前回21日の広島戦でも6回5失点で黒星を喫したばかり。秋山監督も「何がしたいのか分からない。責任感がない」と突き放した。2軍降格の厳罰は免れたが、これ以上失態を続ければ先発ローテの座も危うくなる。正念場に立たされた左腕は「自分の中で腕を振る感覚をつかめた部分もある」と浮上のきっかけも口にした。逆襲への糸口は、自分の手でたぐり寄せるしかない。

 [2010年5月31日10時45分

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