<日本ハム2-3阪神>◇30日◇札幌ドーム
日本ハムは延長で阪神に敗れ、交流戦初の連敗を喫した。1-2の9回、小谷野栄一内野手(29)が藤川球から2号ソロを放って追い付いたが、11回に再び勝ち越された。首位を走ってきた交流戦は0・5差の4位に後退。最下位のパ・リーグでは、5位楽天とのゲーム差が2に開いた。1日の広島戦(札幌ドーム)から6月攻勢をかける。
連日の4万超の札幌ドームで変身したのは虎だった。日本ハムがガチンコの死闘で屈した。両チームともに先発が快投、守護神の乱調…というほぼ同じ条件、紙一重の差で白星を逃した。交流戦初の連敗で、キープしてきた首位からも陥落。ダルビッシュ、武田勝の左右の両エースを投入したが、1つも勝てなかった。
梨田昌孝監督(56)は徒労感をにじませながら、憂いた。「ダルがいるカードとかじゃなくても、連敗が痛いのは同じ」。1点を追う敗色濃厚の9回に、小谷野が藤川球から劇的な同点弾。流れは確実に奪っていたが、延長11回に建山が崩れた。大和のバント安打から、金本まで3連打。無死満塁のピンチを1点でしのいだが、その裏の反撃意欲は空回り。3者凡退で終戦した。
甲子園での交流戦開幕カード、12日からの2連戦は連勝。金本を欠いた打線相手に、守り勝つ野球で風穴をあけた。DH制がある今カードは主砲をスタメン起用。梨田監督が試合前に「ネコがトラになったみたい」との予感が的中した。この2試合計7失点のうち、この日の決勝点も含めて5点に絡まれた。要警戒していたキーマンに力負けした。この2戦の象徴だった。
5月は11勝7敗と今季初の月間勝ち越しも、依然、リーグ最下位。猛打賞で孤軍奮闘した小谷野は「2戦で(1カード)終わりなので切り替えていくしかない」と前を向いた。つかみかけた反攻の予兆を失うことになれば、先行きは暗い。【高山通史】
[2010年5月31日12時11分
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