<ロッテ7-3ソフトバンク>◇6月30日◇千葉マリン

 2カ月半ぶりの勝ち星にもロッテ大嶺祐太投手(22)の笑顔は控えめだった。2回までに3失点し、またかと思われた投壊の流れをピタッと止めてみせた。3回以降は、最速145キロの直球に得意のチェンジアップを生かし、6回3失点で4月14日以来の3勝目を挙げた。ここ4試合で46失点し、今季初の4連敗で3位に陥落したチームを1日で2位に再浮上させたが「迷惑をかけていたので、これからです」とお立ち台でも冷静だった。

 長い道のりだった。5月17日に2軍降格。ファームでは「量が多くてついていくので精いっぱいだった」と必死に走り込んだ。6月4日に1軍に再昇格し、16日の22歳の誕生日には、西本投手兼バッテリーコーチからの勧めでバッサリと髪も切った。「夏になって暑いんで」と多くは話さないが、決意の表れだった。19日には、イースタン・リーグ巨人戦に調整登板し5回無失点。「スライダーとカーブの確認です。腕もよく振れた」としっかり意図をもって投げた。準備万端で挑んだ一戦で粘投。チームの勢いを取り戻すきっかけを作った。西村監督も「見事なピッチングだった」と若き右腕の投球をねぎらった。【斎藤庸裕】

 [2010年7月1日8時40分

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