日本ハム・ダルビッシュ有投手(23)の後半戦初登板は“水入り”になった。初回1死一、三塁。絶好調のカブレラを迎え、4球目を投げ終えたところで、スコールのような大粒の雨に襲われて中断。そのままノーゲームになった。5連勝中と勢いのあるオリックス打線に、球宴でテストした、浮き上がる新球「ライジング・カットボール」の本格導入を予定していた。しかし、投げたのは全15球中、最後の1球だけだった。
満を持しての大一番だったが、ハプニングに阻まれた。「残念ですね。真っすぐも走っていたし。予報では曇りだからできると思ったけれど」。チームは3連敗中で、自身にとって5年連続の2ケタとなる10勝目がかかっていたマウンド。球宴第1戦での中継ぎ登板から中5日。前半戦の最終マウンドから中11日と、ほぼ完ぺきに調整していたが、水を差された形になった。
2本の安打を許し、ピンチを招いたが、速球の最速は148キロをマークするなど、自身8連勝中のオリックス相手に好調ぶりを見せていた。それだけにエースの「浪費」は、うらめしい。今後の登板予定は8月1日西武戦以降になるのは確実で、同3日ソフトバンク戦(旭川)同6日楽天戦(札幌ドーム)のいずれかが有力。梨田監督は「そりゃあ、痛い。投げる前に中止なら良かったけれどね。(今後が)難しいね」と、後ろ髪をひかれる1日になった。【高山通史】
[2010年7月30日8時3分
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