<巨人2-3中日>◇29日◇東京ドーム
中日マキシモ・ネルソン投手(28)が、5回2/3を投げ巨人打線を2失点に抑えて今季初勝利。来日3年目で、先発としては初白星をつかんだ。「どんなポジションでも勝ちがつくのはうれしいけど、先発のチャンスをもらって勝てたことはすごくうれしいよ」。
痛みに耐えた1勝だ。5回、1死二塁で松本のライナー性の打球が右腰付近に直撃した。ネルソンはそのままボールを拾って一塁に送球し、駆けつけた森ヘッドコーチに「ダイジョウブ」と続投を志願。6回に脇谷に2ランを浴びて降板したが、勝利投手の権利だけは手放さなかった。
出場停止処分にも耐え抜いた。実弾を所持していたとして2月に銃刀法違反容疑で逮捕、送検され、球団から5月末まで3カ月間の出場停止処分を受けた。処分が解ける5月31日、同じドミニカ出身で、日本での活躍を誓い合う親友の広島ソリアーノに電話をかけた。「ここまで長かったけど、やっと明日から試合でも投げられる。これからは新聞で結果をチェックしてくれよ!」。明るい声で活躍を約束した。
あれから2カ月。落合監督も「よくあそこまでもったと思う」と、好投をたたえた。08年の来日時にはクイックすらできなかった男が、堂々の先発勝利。初めてのヒーローインタビューで胸を張る姿は、いつも以上に輝いていた。【福岡吉央】
[2010年7月30日10時37分
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