楽天は30日、阪神、メジャーリーグで活躍した藪恵壹投手(41=元ジャイアンツ)の入団テストを行った。仙台市内で極秘裏に投球などをチェック。日米通算91勝を挙げた右腕の力量を高く評価した。選手の移籍、獲得期限ぎりぎりでのテストで健在を確認したことで、合格が確実となった。入団が決まれば、藪は04年以来の日本球界復帰となる。

 8月反攻に向け楽天が積極的に動いた。かねて力量に衰えはないと判断していた球団は、ロッテのテスト終了後すぐにテストを打診。首脳陣、球団フロントらが直接状態を見た。守護神候補として獲得したモリーヨが故障続きで、福盛の復帰時期も未定。投手陣は現在チーム防御率がリーグ2位と安定しているが、夏場の連戦を見据え、経験豊富な藪に白羽の矢を立てた。

 抑えとして安定している小山につなぐセットアッパーとして、大きな期待がかかる。先発、中継ぎとあらゆる持ち場を熟知する藪には、チーム状況によってフル回転が求められる。百戦錬磨の右腕加入は、投手陣の精神的支柱としても大きくプラスに作用するはず。直接ブルペン投球を見たブラウン監督は「チームにいてほしい投手だ、とフロントには伝えた」と合流を待ち望んだ。

 [2010年7月31日7時54分

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