<日本ハム9-7西武>◇31日◇帯広
乱戦を冷静に締めた。日本ハムの左腕エース武田勝投手(32)が、快投で8勝目をつかんだ。投げ合った西武涌井が乱調の中で、6回1失点とほぼ完ぺきな内容。3連敗中の嫌なムードを、断ち切った。「チームの流れとかよりも、自分のパフォーマンスを発揮することしか考えていない。結果的に勝てたので良かった」とクールに使命に徹した。
不安を一掃した。前半戦最終マウンドの7月17日楽天戦で、ライナー性の打球が右足を直撃。ふくらはぎと足首の間くらいの個所で、ボールの縫い目が食い込み、出血した。「クマにひっかかれたみたいになった。クマに襲われた経験は、ないんですけれど」。内出血も強く、その後は走り込みを自重。調整不十分の中でのマウンドになったが、大役を遂げた。
丁寧に低め、内外角へ散らす技巧派の真骨頂。いつも通りのスタイルで、苦手の西武打線を翻弄(ほんろう)した。前回の楽天戦では岩隈に投げ勝ち、この日は涌井と張り合った。エースを撃破して自身3連勝で、プロ通算40勝目を挙げた。「ちょっと『40』って中途半端ですね。1つずつ積み重ねていきます」と、どこまでも涼しかった。
[2010年8月1日10時32分
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