<楽天5-8オリックス>◇7月31日◇Kスタ宮城
オリックスT-岡田外野手(22)が、今季3度目の1試合2発で本塁打キングに返り咲いた。4回は楽天川井の真ん中高めをバックスクリーンへ放り込む23号2ラン。「詰まってしまい、入ってくれと思って走った」。なじみとなったノーステップ打法。しかも、バットの芯からボール1個分ずれた部分に痕跡が残っていたが、日本人離れしたパワーには無関係。7回は木谷の外角高めスライダーをバックスクリーン左へ、24号2ラン。変化球でも飛距離は変わらない。「ずっと感じは悪くなかったので」。23本でリーグトップだったソフトバンク・オーティズを再び抜き去った。
開幕直後に「内角の攻め方が去年とは違って厳しい」とうつむいたのは過去のこと。5月以降、T-岡田から「1本の線」が消えた。打席に入った際、バットでベースをたたいた後、外角から真ん中まで直線をベースの後ろに引くのがルーティンだった。「真ん中から外の距離感を確かめるためです」。内を意識しすぎる自分への“警告ライン”だが「もういらない」と言い切る。相手の攻めが厳しくなる中、内外角の適応力に磨きをかけてきた。
キング争いは「意識していない」が、最も気にしているのは母校履正社の甲子園出場。1日に大阪府大会の決勝を迎える。「ここまで来たら悔いを残さないよう、全力で頑張ってほしい。僕もT-山田君に負けないよう頑張ります」。プロ注目の大砲、山田哲人遊撃手(3年)は自らの登録名をもじってT-山田と呼ばれ、準決勝で3打点とチームに貢献。刺激をもらった「本家」は4打点で、「勝ちましたね」と笑った。
チームは2年ぶり7連勝で113日ぶりの貯金3。月間9発を放った若き大砲が勝負の後半戦を引っ張る。【押谷謙爾】
[2010年8月1日10時51分
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