トラ狩りへ“新球”の封印を解く。巨人は13日、投手陣の一部がジャイアンツ球場で練習を行った。16日に始まる阪神とのCSファーストステージまで、あと3日。3位からの日本シリーズ出場へ向け、入念に調整した。第1戦の先発が予想される東野峻投手(24)と、第2戦先発の内海哲也投手(28)は、そろってブルペン入りした。

 内海の投球を受けた高橋ブルペン捕手が、思わず声を張り上げた。「左打者なら空振りを取れるよ!」。左腕が投げたのは、フォークだった。左打者の外に逃げるように落ちる球。従来のチェンジアップと逆の軌道を描き落下した。もともと、来季のレベルアップを視野に習得を検討していた。だが、CSは短期決戦。阪神能見が12日の練習で横手投げを試したように、シーズンとは違うスタイルを見せることが相手打者の目先を惑わし、威力を発揮する可能性がある。

 計68球を投げ終えた内海は「あったらいいなと思って。右打者からも空振り、取れますよ。良い感じで落ちてたでしょ」と手応えを口にした。実戦では試していないため、CSで使うかは分からない。それでも、「あると思わせるだけでも違う」とニヤリと笑った。

 内海と同時にブルペン入りした東野は、シーズンではごくたまにしか投げなかったチェンジアップも投じた。「朝井さん、内海さんも投げている。はやってるんで」と、こちらも意味深な笑み。秘密の武器がベールを脱ぐのか!?

 CS前哨戦は、情報戦の様相を呈してきた。【古川真弥】

 [2010年10月14日9時47分

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