<ソフトバンク5-3オリックス>◇11日◇福岡ヤフードーム

 オリックスが泥沼にはまった。首位ソフトバンクに逆転負けを食らい、連敗。5カード連続で勝ち越せず、試合消化とともに膨らむ借金は今季最多の8となった。試合後は20分間の緊急ミーティングを開催。内容を問われた岡田彰布監督(53)はすごんだ声で明かした。

 「ズルズルいくのか、いかんのか。そういう問題や。打てませんでした、打たれましたで終わるのか」。

 このまま殴られ放しのサンドバッグでいいのかと、選手たちの心に訴えた。

 打撃不振に体調不良もありキャプテン後藤を欠場させ、ヘスマンを3番で初起用。6回にその助っ人が来日1号となる同点ソロ、さらに鈴木の2点適時打もあって一気に勝ち越した。勝負手は決まったはずだったが、直後に朴賛浩が3失点。ベンチの指揮官は青い顔で首をかしげるしかない。

 「早い!

 先頭の初球やろ。止めれんよ。打順的にもイニング的にもあの回がキーの回やんか。だから、察しやろ、察し方よ!

 川崎に4球インコースいって、本多に初球インコース、スライダーいって。そら狙うやろ。同じような打者なんやし。多村もそう、止めらん。アー言うたら終わりや」。

 再逆転された6回、先頭本多の三塁打、多村の逆転2ランはいずれも初球を仕留められた。勝負どころを見誤ったバッテリーの配球を責めずにはいられなかった。岡田監督の借金8は虎将だった04年8月20日以来で、自己ワーストタイ。指揮官の怒りをナインが察していることを祈るしかない。【押谷謙爾】