左内腹斜筋の筋挫傷で登録を抹消されている日本ハム斎藤佑樹投手(22)が12日、故障後初めてキャッチボールを行った。楽天戦の仙台に帯同した9日以降は、ストレッチなどをこなしただけ。痛みが出ない5割程度の力で、20~30メートルの距離で約30球。軽いランニングも行い「全然痛みはありませんでした」。現状でできる限りの練習を消化した。

 少しだけ不安が和らいだのか、表情は明るかった。「落ちこむ必要はないし、落ちこむほどでもないです」。まだ、痛みは残る。ただ、患部に強い力で負荷をかけなければ問題ないことを確認できた。故障が悪化しては意味がないが、何もしないわけにはいかない。左脇腹に違和感を訴えた直後に福島チーフトレーナーが「痛みがない動きであれば、トレーニングを継続させます」と話していた通り、復活への第1歩を踏み出した。

 練習後は2軍施設のある千葉・鎌ケ谷へ移動し、チームを離れた。梨田監督は「慌てて、もう1度(故障)というのは避けなければならない。初めて故障らしい故障をしたので」と、じっくりと万全の状態に戻すことを求めた。斎藤は「早ければ早い方がいい」と、早期復帰への思いは強い。開幕から先発ローテーション入りし、2勝を挙げたが約1カ月で戦線離脱。焦る気持ちも募る中、プロ生活を始めた鎌ケ谷で最初の試練と向き合う。【木下大輔】