<ロッテ4-0楽天>◇14日◇QVCマリン
ロッテ岡田幸文外野手(26)が守備のビッグプレーで、好投の唐川を援護した。6回表、右中間を襲った楽天聖沢のライナーを中堅から20メートル以上も激走した。「(グラブに)入ってくれと思いながら走った」。最後は背走しながらダイビングキャッチした。
西村監督が「岡田のプレーが大きい。投手を救った」と絶賛した守備は、鋭い読みが生んだ。岡田は「3ボール1ストライクの時点で、打者は思いきり振ってくる。(左打者の聖沢の)インコースなら打球は右中間を意識する」。捕手が構えたミットの位置で予測していた方向への打球に、自然と足が出た。「真っすぐ落下地点まで走れた。半歩の違いが大きい」。50メートル5秒6の俊足でも、初動が遅れては強い打球に追いつけない。読み勝ちだった。
直前の5回の攻撃でロッテはチャンスをつぶした。高口の“本塁打”がビデオ判定で取り消され、2死二塁の好機でも相手の好返球で得点を奪えなかった。2点をリードしながら、嫌な空気が漂いかけていた。聖沢は俊足。抜けていれば無死三塁のピンチ。流れは楽天に傾いたかもしれない。
岡田のプレーで流れを引き戻したロッテは、その裏に2点を追加し、試合を決めた。「守備から流れをつくれる働きをしたい」。その言葉通りの仕事だった。【鈴木良一】



