<横浜2-1楽天>◇26日◇横浜

 敗戦の責任を、楽天田中将大投手(22)は一身に背負った。低めを狙ったスライダーが浮いた。「失投です。中盤から1点が重くなる中、走者がいて1発を打たれました」。

 引き分けを挟み3連敗で借金は今季最多5。7回2失点の田中だけを責められないが、傾向が出た。3試合続けて先発が初球を本塁打された。中日ブランコ、横浜ハーパー、村田と全員大砲。星野仙一監督(64)は「田中にしては不用意な1球」と評したが、田中も「甘くなったらダメ。腕を振ろうと意識した」場面。勝負どころと分かっていた。なのになぜ、失投したのか。

 三輪バッテリーコーチは「点をやっちゃいけない気持ちが働いていたのかな」と分析。援護が少ない展開が多く、試合前、星野監督は「投手が窮屈な中で投げている」と言った。1点も与えられないという投手心理がある。それでも投げるしかない。三輪コーチは「谷繁が面白いことを言っていた。『0点に抑えたら勝てる』と。辛抱強くやっていくしかない」。2500試合以上マスクをかぶる中日の柱の金言。打線が上向くまで、バッテリーで踏ん張る時だ。【古川真弥】