初タイトルへ、リミッター解除!
ソフトバンク内川聖一外野手(28)がマジック1となった交流戦優勝へ、喜怒哀楽を前面に出す。15日中日戦に向け、14日はナゴヤドームで最終調整。フリー打撃を終えると突然、怒りの形相でバットを地面にたたきつけた。周囲も驚くシーンが、実は内川の本性だった。
「(自分の打撃に)納得がいかなかった。僕は(横浜の時は)いつもこうなんですよ。自分が気に入らなかった。穏やかな性格ではない」。
新天地ではこれまで同僚に気をつかい、グラウンドでも紳士的に振る舞っていた。だが「自分は一生懸命、プレーしている。その中で感情を隠すつもりもない」と限定解除。13日の球宴ファン投票中間発表では12球団最多得票を獲得するなどファンからも「タカの内川」として認知され、自分をさらけ出す覚悟だ。
「自分は一生懸命、プレーしている。その中で感情を隠すつもりもない。打てなかったら悔しいと思うのは当然のこと。逆にそういう気持ちがない方がおかしい。(交流戦優勝を)早く決めることにこしたことはない」。
プロレスラー佐々木健介と親交が深い。感情を前面に出して戦う試合を観戦した時には胸が熱くなる。自分も優等生でいるより、時には野獣になる。素の自分になることで、力を最大限発揮できるからだ。
今日にも交流戦優勝は、内川にとってチーム初タイトル。あくまで目標はリーグ優勝と日本一だが、勝つことに飢えてFA移籍してきた男にとっては、1つでも多くの勲章がほしい。そのためなら、時に怒り、時に笑い、泣く-。内川は感情豊かにグラウンドで暴れる。【奈島宏樹】



