<横浜6-4ソフトバンク>◇18日◇横浜

 ソフトバンク杉内俊哉投手(30)が、あと1歩で通算100勝を逃した。打っては5回に逆転の3点二塁打を放ち、本業でも史上3番目のスピードで1500奪三振を記録したが、7回に横浜中村に同点2ランを被弾。降板後の8回に勝ち越された。チームはまさかの逆転負けで、今季2度目の連敗となった。

 100勝目を消す打球が、左翼席に陣取るソフトバンクファンの悲鳴の中へ飛び込んだ。2点リードの7回裏2死一塁。杉内が代打中村に投じた109球目の直球は、高めに浮いた。降り続いた雨と疲労。2つの影響もあったか、低めを狙った球は意図しない高さに吸い込まれ、ベテラン打者に完璧にとらえられた。すぐ手元まで引き寄せていた節目の1勝が、消えた。

 杉内

 残念ですね…。まん高(真ん中高め)に入ってしまった。完全な僕の失投ですね。

 自分の力で100勝目をつかみにいった。初回に先制を許し、打線は、4回まで2安打無得点。苦しい展開の中でも、粘りの投球で中盤をしのいだ。5回表1死満塁で回ってきた打席では、高崎の直球を右中間へ打ち返した。一時逆転となる3点適時二塁打。あとは自分のバットで得たリードを守りきるだけでよかったが、強まった雨に邪魔される形となった。

 杉内

 (雨の)マウンドの事は関係ありません。勝てるゲームだったから、もったいなかった。

 白星で快挙を飾りたかった。6回に石川をキレ味鋭いスライダーで空振り三振に切り、史上50人目の1500奪三振を達成。1423回1/3イニングで達成は、江夏に及ばないものの、歴代3位のスピード記録だ。

 杉内

 1500奪三振はうれしいけど、勝って決めたかった。

 まさかの逆転負けでチームは今季2度目の連敗。次回登板は、リーグ再開カードとなる日本ハム戦。リベンジの思いを胸に、次回こそ快投で100勝目をつかみ、リーグ連覇へ勢いをつける。【倉成孝史】