<阪神1-2楽天>◇18日◇甲子園
これから反撃ちゅうときに…。雨に泣いて阪神の連勝が止まった。2点を追う3回、56分の中断後に1点を返したが、6回裏の攻撃を前に2度目の中断。そのまま甲子園では4年ぶりとなる降雨コールド負けとなった。試合前には室内練習場が停電のハプニング。何やらイヤ~な予感が当たり、星野楽天においしい1勝をプレゼントしてしまった。
無念の降雨コールドゲームに、指揮官の声も大きくなった。1点を追う6回裏、阪神の攻撃機がないまま中断、そのままジ・エンド…。試合続行を望むファンの悲鳴と怒号がスタンドを満たした。真弓明信監督(57)は消化不良かと質問されて、腕を組んで答えた。
真弓監督
あー、もちろんね。能見は初回(2ラン被弾)にね。失投やろうけどな。その後も先頭打者を出したので、調子自体は悪かったと思う。粘ってくれて、早めに追いつきたかったけど。
初回に2点を先取されたが3回1死三塁から56分間の中断を挟み、平野の適時打で1点差。押せ押せムードの4回には関本、藤井彰の連打で1死一、二塁。楽天は空模様も考慮して先発川井を引っ張らず、素早く右腕小山にスイッチ。阪神側は5試合ぶり先発復帰の「8番俊介」に託したが、内角シュートに尻もちをついて空振り三振に倒れた。
真弓監督
(俊介先発は)下(グラウンド状態)が悪かったので、しっかり守ってというところで。スタメンで出ているから、4イニングぐらいはもちろん。
俊介は「悔しいです。情けないです」と唇をかんだ。続く5回も1死一、二塁から新井、ブラゼルが凡退。6回の攻撃前に雨が突然強くなって2度目の中断。指揮官は「あの雨は、アメダスにはなかった」と振り返った。一方、楽天星野監督は「天気は関係ないが先制が大事。早め、早めに仕掛けていかないと」と、6回の川岸も含め4投手をつぎ込む執念で逃げ切った。
不運な幕切れを連想させるハプニングがあった。試合前に雨のために使用していた室内練習場が一時停電。突然照明が落ちて、選手らは口々に「危ない」と騒然となった。球場関係者は「球場全体が2度停電したが、ブルペンと新室内練習場は水銀灯のため、点灯が遅かった」。20分後に練習再開も、通常は1組12分のフリー打撃が半分に短縮された。せわしないムードで天候不安のゲームに入っていた。
日本ハムのダルビッシュ撃破で波に乗るところで、痛恨の“水入り”。梅雨空のいたずらが明暗を分け、3位巨人とのゲーム差は1・5となった。和田打撃コーチは「何ともいいようがないよな」。不完全燃焼のモヤモヤは、今日19日楽天との交流戦ラストゲームで晴らすしかない。【益田一弘】



