<横浜2-9ソフトバンク>◇19日◇横浜
ソフトバンクが優勝を決めた交流戦ラストゲームで、豪快に有終の美を飾った。打線が爆発し、連敗ストップ。松田宣浩内野手(28)、内川聖一外野手(28)、小久保裕紀内野手(39)のアーチ競演などで9得点だ。18勝4敗2分けで交流戦史上最高勝率(8割1分8厘)のフィニッシュ。セ6球団に勝ち越し完全優勝も決め、24日に再開されるリーグ戦へとつなげた。
慣れ親しんだ横浜スタジアムのブーイングとホークスファンの声援を力に変えた。5回、打席に向かう内川を中心に、球場は異様なムードに包まれた。前打席で中前打の背番号24に、容赦ない罵声と大声援が渦巻く。複雑な思いが交錯する中、内川はスイングした。打球はホークスのファンが陣取る左翼席へ。6号ソロ。右手でガッツポーズだ。
内川
10年間プレーしてきた思い入れある球場で打ててうれしい。いろいろな思いがあった。ホークスファンの声がうれしかった。移籍してよかった。これで吹っ切れた。ホークスの日本一のため頑張ります。
6回にはブーイングがさらに大きくなったが、左中間二塁打。猛打賞で交流戦打率3割2分6厘。チームトップの高打率でMVP候補だ。
内川の気概の1発に小久保も続いた。5回の第3打席で4号ソロ。初のUKアベック弾を競演だ。
小久保
あの雰囲気は日本では珍しい。横浜のブーイングもすごかったけれど、ホークスの声援もすごかった。また、それで打つ内川もすごいわ。
主将も舌を巻く内川は交流戦チーム2位の4本塁打20打点。新チームで主軸として活躍。この日も内川の快音につられるように、打線は14安打9得点。既に優勝を決めている交流戦最終戦を豪快に締めた。
2人のアーチは、24日に再開されるリーグ戦へ大きな意味を持つ。内川は前日に走塁中のスピードが落ちたように、右足太もも裏に違和感を抱えたまま。カブレラの復帰具合によるが、首脳陣は24日以降松中DH、内川左翼プランを描く。体の負担を軽減し打撃をフルに生かすためだ。主将小久保は4番一塁での出場が続く。打線の核となる3、4番が、リーグ連覇へのカギになる。
連敗ストップで、交流戦史上最高勝率もマーク。それでも、秋山監督は「関係ない。これからだ」。快挙でも終わったことは振り返らない。もう視線は、パ球団との対決へと向けられていた。【松井周治】



