ヤクルトのドラフト2位、「チリガミ王子」こと七条祐樹投手(26)が、28日からの巨人戦(福島・郡山)で先発デビューすることが濃厚になった。ヤクルトは21日、神宮で全体練習を再開し、右肩痛で離脱していたルーキーが、開幕後初めて1軍練習に合流した。「チームが調子いいので、今戻る不安はあります」と緊張気味にメニューをこなした。

 名前は日本ハム斎藤と同じ読み方の「祐樹」。愛嬌(あいきょう)たっぷりの風貌で「バカボン」の愛称も持つ。29日に1軍復帰予定の本家「ハンカチ王子」と、同時期に1軍デビューをつかんだ。ヤクルトの新人が、巨人から初登板初勝利を挙げれば、69年藤原真以来42年ぶりになる。

 由規、村中が脇腹痛で離脱し、リーグ戦再開後は先発が不足。増渕が先発に再転向する見通しだが、小川監督は「彼が入ってくれると全然違う」と期待する。

 開幕ローテーションを勝ち取った直後、3月24日の練習試合巨人戦で右肩痛を発症した。すでに3勝を挙げるヤクルト久古を含め、今季は新人の活躍が目立つ。「(巨人)沢村君のようなすごいボールがあるわけではないし、やっぱりコントロール」と引き締めた。【前田祐輔】