<広島3-6中日>◇29日◇マツダスタジアム
ハーラートップの座がスルリ…。広島ブライアン・バリントン投手(30)が、中日戦で7回4失点で敗戦投手となり、リーグトップタイの10勝目を逃した。チームも03年以来の対中日戦5連勝ならず悔しい黒星。それでも助っ人右腕は「こういう日もある」と次戦のリベンジを誓った。
バリントンらしからぬ制球ミスだった。1点リードの4回2死一、二塁。堂上直を簡単に追い込んだが、外角低めに投げるつもりの3球目が、逆球になって内寄り高めに。これを詰まりながらライト前に運ばれ、同点にされた。6回には中田亮の適時二塁打など4安打を浴び3失点。来日以来、初完封を含む3戦負けなしで、1失点のみの中日に7回4失点。初めて黒星を喫した。
バリントン
(堂上直は)スライダーで様子を見て、打ち取るイメージはできあがっていた。大きなミスになった。完全な失投です。調子は良かったが、決めるべきときに甘く入ってしまった。中田亮の当たりも打ち取ったと思ったが、伸びて左翼手の頭を越えてしまった。
15日の中日戦で9勝目をマークし、球宴出場をはさんだこの日が、自身の後半戦初戦。2桁勝利を挙げれば、広島の外国人投手では、09年のルイス以来5人目(7度目)のことだったが、ひとまずお預けだ。
野村監督は「ちょっとキレがなかったかな。いつも勝ってほしいけど、そういかないのが野球だからね」と助っ人エースの状態を気にかけたが、本人はまったく落ち込んでいない。
バリントン
積極的にストライクを取り攻めていく自分のスタイルで投げられた。プラン通りのピッチングだよ。こういう日もあるということさ。
日本の蒸し暑い夏も平気だ。気温40度以上のラスベガスや湿度90%あることも珍しくないオマハなど、3A時代などに全米各地でプレーしてきただけに、環境の変化にも強い。
バリントン
日本はドーム球場もあるし、(夏場は)デーゲームもない。暑さは気にならないね。
5つ目の黒星にも動じない男は、今後激しさを増す上位争いで頼りになる。この借りは、次に返せばいい。



