右肩痛からの復活を目指す広島大竹寛投手(28)が10日、マツダスタジアムで自主トレを行った。今オフは東京都内や福岡県内の病院4カ所を巡り、診察を受け、リハビリメニューをもらった。「関節の柔軟性の大切さとか、いろいろと教えていただいて勉強になりました」。“復肩”で開幕ローテ入りを狙う。

 メジャー残留を決めた黒田のことは広島時代から慕っている。チームメートに戻ることはなかったが「僕がどうこう言えないし、まずは自分のことをしっかりやらないと」と表情を引き締めた。

 球場のコンコースをランニングし、室内で体幹トレやキャッチボールなどでじっくり汗を流した。「昨年よりは今の状態はいいと思う。ここ2年間、仕事ができていないし、今年にかける気持ちは強いです。開幕?

 もちろん目標にはしますよ」と意気込んだ。09年に10勝するなど通算53勝の実績を持つ右腕がローテに復帰すれば、先発陣の厚みが増す。今後の調整が注目される。