【寿之富士 新入幕会見全文】モンゴル相撲横綱父のように、いつか優勝パーティーを

日本相撲協会は8月31日、秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、新入幕の寿之富士(26=伊勢ケ浜)が記者会見に臨みました。モンゴル相撲の横綱だった父の背中を追う中、「まだまだ近づけていない」とさらなる成長を誓いました。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)同席での会見全文をお送りします。

大相撲




8月31日、新入幕を果たし会見に臨む寿之富士(撮影・山田遼太郎)

8月31日、新入幕を果たし会見に臨む寿之富士(撮影・山田遼太郎)


―今のお気持ちはいかがですか

寿之富士うれしいですね、はい。

―幕内に入るというのは、ご自分の中ではどういうふうに捉えていましたか

寿之富士そうですね、もちろん目指していたところなんで、昇進できてうれしく思いますね。

―実感はどうですか

寿之富士まだちょっと何も分からないですけど、場所になったら何か違うかなと思います。

―スピード昇進になりましたが、どうお考えですか

寿之富士そうですね、ちょっと思ったよりは早かったかなと思いますね。

―どういうところが、この昇進につながったと思いますか

寿之富士十両昇進する前に親方が教えてくださったトレーニングなどが、やっぱり十両でも生きて。それで思ったより早く、3場所で幕内に昇進することができたんで。やっぱりそういうところかなと思います。

―その教えていただいたトレーニングというのは、どのように生きてきましたか

寿之富士やっぱり身長が高い分、腰も高くなっちゃうところがあったんで。親方の教えと、そのトレーニングをやって、腰を低くしたりするとか。あと立ち合いも、もっと低く速く当たったりするのを練習していたんで。それがつながったかなと思います。

―手応えとして感じたような相撲はありますか

寿之富士先場所負けちゃったんですけど、白熊関との一番が立ち合い的には良かったかなと思います。

名古屋場所で寿之富士は白熊に敗れたが、立ち合いで手応えを得た一番だったという

名古屋場所で寿之富士は白熊に敗れたが、立ち合いで手応えを得た一番だったという

―どういう感触でしたか

寿之富士同じ右四つの相手なんで、自分が相手より先に自分の形になって、持っていく意識でいつも立ち合いをしていました。

―白熊関に敗れて連勝が止まってしまったんですけど、内容的には立ち合いは悪くないと

寿之富士そうですね、はい。

―先場所はどのようなことを意識して臨みましたか

寿之富士とりあえず2桁勝ちたいなっていう気持ちがありましたね。勝ったら上がる可能性はあるかなと思ってました。

―相撲の内容はどうでしたか

寿之富士悪くもなかったと思いますけど、途中で何回か負けちゃったんで。修正するところは、まだまだあるなと思います。

―今はどういうところを重点的に稽古していますか

寿之富士押された時に残す練習をちょっと重視してやっています。


名古屋場所の十両優勝は、4力士による決定トーナメントで争われた。左から湘南乃海、朝翠龍、寿之富士、嵐富士。湘南乃海が優勝

名古屋場所の十両優勝は、4力士による決定トーナメントで争われた。左から湘南乃海、朝翠龍、寿之富士、嵐富士。湘南乃海が優勝

十両優勝決定トーナメント準決勝で実現した同部屋対決。寿之富士(右)が嵐富士を押し出しで下した

十両優勝決定トーナメント準決勝で実現した同部屋対決。寿之富士(右)が嵐富士を押し出しで下した


―伊勢ケ浜部屋の稽古環境というのはどういう感じですか

寿之富士いろんな人がいるので、稽古相手には恵まれていると思います。

―部屋の中で刺激を受けている存在はどなたですか

寿之富士みんな頑張ってるんで。熱海富士関、伯乃富士関もそうですし、新十両だった嵐富士もそうですけど。みんなから刺激を受けたり、毎日アドバイスをもらったりしてるんで。


会見に臨んだ寿之富士(右)と伊勢ケ浜親方

会見に臨んだ寿之富士(右)と伊勢ケ浜親方


―師匠にもお話を伺いたいと思います。師匠から見て、どの辺が成長したと思いますか


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スポーツ

山田遼太郎Ryotaro Yamada

Tokyo

東京都八王子市生まれ。2015年11月入社。紙面レイアウトを担当する「整理部」に配属され、約10年間、スポーツ紙の制作に携わる。このうち約5年半は1面を担当し、東京五輪の閉会式や長嶋茂雄さんの「永久に不滅です」を伝える1面など、数々の紙面を制作。櫻坂46のファンで、本紙名物の「パノラマ紙面」の制作にも全力を注いできた。26年4月からスポーツ部に異動し、37歳で記者として新たなスタートを切る。現在は大相撲を担当。紙面制作で培った経験を武器に、新たな土俵で挑戦中。