【同期の絆】「もう、連れですね」中村剛也がぬぐった涙 おかわりスマイルの奥の感情

西武栗山巧外野手(43)が、ライオンズひと筋25年間のプロ野球選手人生にピリオドを打ちました。8月30日、本拠地ベルーナドームで行われた楽天戦での引退試合後、ドラフト同期で同学年の中村剛也内野手(43)が、言葉を丁寧に紡ぎながら語った4分59秒の取材の舞台裏を振り返ります。

プロ野球

★中村剛選手が語った主な内容

  • 胴上げの後、栗山に言われたこと「オレのことを…」
  • 「連れでもありますし、特別な存在」栗山への思い
  • 涙をこらえた記念撮影の瞬間「想像にお任せします」

◆中村剛也(なかむら・たけや)1983年(昭58)8月15日、大阪府生まれ。大阪桐蔭で通算83本塁打を放ち、01年ドラフト2巡目で西武入団。08年にリーグ最多の46本塁打で初タイトルを獲得し、本塁打王6度は歴代3位。打点王4度、ベストナイン7度。通算482本塁打は歴代10位。満塁本塁打23本は史上最多で、通算2166三振もプロ野球最多(8月7日時点)。15年プレミア12日本代表。175センチ、105キロ。右投げ右打ち。


◆栗山巧(くりやま・たくみ)1983年(昭58)9月3日、兵庫県生まれ。育英から01年ドラフト4巡目で西武入団。04年9月24日近鉄戦で初出場。07年から外野のレギュラーに定着。08年はリーグ最多安打を放ち、チームの日本一に貢献。21年に球団生え抜きでは初の通算2000安打達成。ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞1度。プロ通算2323試合、2152安打、打率2割7分7厘、128本塁打、914打点、85盗塁。177センチ、85キロ。右投げ左打ち。

引退セレモニーで西武中村剛也(左)と写真に納まる栗山巧=2026年8月30日

引退セレモニーで西武中村剛也(左)と写真に納まる栗山巧=2026年8月30日

渾身の「おかわりスマイル」

ドラフト同期で同学年の中村剛は、試合後のセレモニーで栗山に花束を渡した後、涙を流した栗山から右肩にソッと手を置かれた。渾身(こんしん)の「おかわりスマイル」で一緒に写真に納まった。大きな拍手と涙、そして、笑顔とともに少しほっこりとした空気が流れた後、グータッチで別れた。選手、首脳陣らが並んだ三塁ベンチ前の列に戻ると、手で涙をぬぐった。

引退セレモニーの後、栗山と後藤オーナーとは別の場所となるロッカールーム前で、中村剛の取材は行われた。時折、一段飛ばしをしながら、ベンチ裏からロッカールームへとつながる階段を歩き、記者が待ち構える取材の輪の中心に立った。中村剛は「ふーっ」と息を吐き、記者の質問を待った。

栗山巧(右)の引退セレモニーで、花束を渡す中村剛也=2026年8月30日

栗山巧(右)の引退セレモニーで、花束を渡す中村剛也=2026年8月30日

「とうとう、引退試合が来たんだなと」

―今日の引退試合、栗山選手をどういうふうに見ていたか

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。26年は遊軍。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。