オリックス大引啓次内野手(28)が5日、今オフ中に結婚することを明かした。お相手は、タレント市川由衣に似た元会社員の一般女性(28)で、東京と大阪で約2年の遠距離恋愛を実らせた。すでに大阪市内で同居しており、今オフに婚姻届を提出し、来年オフに披露宴を予定している。森脇オリックスの新選手会長が、伴侶を得て、飛躍のシーズンを迎える。

 大引は「今までは自分だけだったが、守るものができた。新しい家族ができるという意味でプラスになると思う」と話した。

 出会いは、昨年1月でゴルフ場だった。知人の紹介で、一緒にラウンドした。「最初から結婚を意識して、真剣でした」。約1年後の同年12月にプロポーズ。婚約者は今年9月末に都内の会社を退職している。

 大引は「家事全般が得意で、食事は何を作ってもらってもおいしいです」と話した。特製ハンバーグが好物という。「しっかりとした意見を持っているし、この人と一緒にずっといたらというパートナーです。安心して、野球に打ち込むことができると思います」。リラックス方法として、趣味のゴルフも一緒にラウンドする。

 森脇監督からは、チームリーダーの1人として期待されている。公私ともに充実の時を迎えたショートストップが、伴侶を得て13年シーズンに大爆発する。

 ◆大引啓次(おおびき・けいじ)1984年(昭59)6月29日、大阪市生まれ。浪速高2年のセンバツに1番遊撃で出場し8強入り。法大では1年春から全試合に先発出場。06年の大学・社会人ドラフト3巡目でオリックス入団。178センチ、80キロ。右投げ右打ち。