もう、「夏男」とは呼ばせない。楽天川井貴志投手(36)が5日、来季契約を更改。当初の提示額は100万円ダウンだった。例年、先発が疲弊する夏場の穴を埋める。今季も5月に上がり2勝の働きをアピール。30分を超える交渉の結果、現状維持の年俸2000万円(推定)にこぎ着けた。だが、「ボブ」こと川井の顔はさえなかった。「4月に(1軍に)いなかったと言われて。チームが困った時に、と考えていたんですが」と、これまでのスタイル変更を求められたことを明かした。

 星野監督も「ボブが大きかった」と言うように、先発が足りなくなった時の貴重な存在だ。だが、先発として1年間ローテを守って欲しいというのが、球団の要望。これに、川井も奮起した。「11月もしっかり練習できました。12月には投げ始めたい。キャンプも1軍を目指した方がいい」といつものキャンプ2軍スタートを改め、1軍を希望した。

 まずは、07年以来となる3月のオープン戦登板が目標となる。ここ数年は教育リーグで投げていた。球団の要望に「身が引き締まります」と、来季日本人投手チーム最年長は言った。【古川真弥】