正月早々、甲子園詣で!?

 来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表候補に選出された阪神能見篤史投手(33)が「超速仕上げ調整」で本番に臨む。5日は滋賀・大津市内で催されたイベントに参加。例年より早く、本格的な投球を始める計画を明かした。

 「投げる始動を早めにしないといけない。毎年、自主トレでキャッチボールをやっていた。その前からになる。難しい…。早めにはなります」。昨季は1月中旬から沖縄で自主トレを開始し、キャッチボール、打撃投手を務めて肩をつくっていった。

 来年はさらに前倒し。年明け早々にもキャッチボールを始める予定だ。そこまで青写真を描いたところで、思案顔になった。

 「甲子園、開いているのかな…。3日くらいから開けてくれればいいんだけど…。マネジャーに言ってみようかな。施設があれば非常に助かりますね」

 これまでの正月休みは自身で施設を借りて、トレーニングを行っていた。しかし、来年は早々にキャッチボールを始めるため、練習場所を確保しないといけない。屋外よりも、寒さをしのげる甲子園の室内練習場が適しているが、例年なら1月6日ごろまで閉鎖されている。世間は正月休みだが、球団の協力で開けてもらえればという願いだ。

 すべては来年3月、万全の状態でWBCを戦うためだ。代表候補に選ばれ、山本浩二監督からは電話で激励された。投手陣は中日吉見、巨人内海、広島前田健らそうそうたる顔ぶれがそろう。「いろんな投手がいて、調整法もあると思う。どういう動きをするか興味はある」。同じトップ級の選手から学ぶことは多く、新たな発奮材料になる。WBCではリリーフ起用案も浮上。来年は、投手として新境地に達するシーズンになりそうだ。【酒井俊作】